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2021.08.16

ボルシチ、ピロシキ…美味しいロシア料理まとめ!味の特徴や食材、東京の専門店も紹介

色鮮やかな赤が印象的なスープ・ボルシチをはじめ、ロシア料理には魅力的な料理がたくさん。どんな特徴があるのか、よく使われる食材、そして代表的な料理についても詳しくまとめました。
記事の最後には、東京で美味しいロシア料理を食べられるお店もピックアップしているので、ぜひ食べに行ってみてくださいね。

※この記事は2021年8月4日時点での情報です。休業日や営業時間など掲載情報は変更の可能性があります。日々状況が変化しておりますので、事前に各施設・店舗へ最新の情報をお問い合わせください。
記事配信:じゃらんニュース

ロシア料理の特徴

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

ほぼ全土が寒冷気候に属し、冬には氷点下になることも多いロシア。

そんな寒い日が続く土地柄、体が温まるスープや煮込み料理が定番です!

香草をたっぷりと使うので、味わい深く、また香りも楽しめる料理が豊富。

具材には、夏の間に収穫した野菜をお酢や塩で漬け込んだ保存食や、燻製肉・魚をたっぷり使います。

種類は少ないけれど、寒い冬を越すために発達した保存方法は多種多様!料理が冷めないように一品ずつサーブされるのが特徴です。

また、隣接しているヨーロッパとアジアの文化を取り入れながら多くの料理が生まれました。

ロシア料理で使われる特徴的な食材や調味料

ロシア料理の食材の中には、日本の料理ではあまり見られないものも。特徴的な食材や調味料を紹介します!

乳製品(スメタナ・トヴォロークなど)

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

発酵させた乳製品はロシア料理には欠かせません。

ロシア版サワークリームとしてあらゆる料理に使われている「スメタナ」は、煮込み料理に混ぜることでコクが出ます。定番のボルシチにも添えられていますね!

スイーツによく用いられるのが「トヴォローク」。こちらはカッテージチーズのような味わいです。

ハーブ・香草

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

ロシア料理はシンプルに塩と胡椒で味付けされることが多いです。そこにたっぷりの香草を用いて香りづけ♪

特によく使われるのが「ディル」。ロシア語ではウクロープといいます。サラダはもちろん、肉にも魚にもよく合い、スメタナとも相性抜群!

スビョークラ(ビーツ)

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

近頃日本でもスーパーフードとして注目を集めているビーツ。ロシア語では「スビョークラ」といいます。

ボルシチの鮮やかな赤はこのスビョークラを煮込んだ色です。丸っこい根菜で、皮を剥くと真っ赤!

スープにしたり、サラダにしたりと、ロシア料理では色んな使われ方をする定番食材です。

イクラ・キャビア

(画像提供:PIXTA)
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鮭の卵を塩漬けにしたのがイクラ、チョウザメの卵を塩漬けにしたのがキャビア。

日本でもおなじみのイクラはロシア語の「クラースナヤ・イクラ」(赤い魚卵)が語源です。

ブリヌイというロシア風パンケーキに巻いて食べるのが一般的。クラッカーやパンにもぴったりです。

1.ボルシチ

インパクト抜群!赤が印象的な野菜たっぷりスープ

(画像提供:写真AC)
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ビーツ、タマネギ、ニンジン、キャベツに肉とディルを合わせて煮込んだスープ・ボルシチ。

真っ赤な色と優しい甘みはビーツ由来。添えられたスメタナを加えればコクがUPします♪

ロシアらしい冬にぴったりの温かい一皿!

2.ピロシキ

揚げたてを食べたい!惣菜パン

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

ピロシキは、肉・ゆで卵・野菜など様々な具材を詰めた揚げパンです。

肉汁がジュワっとしみたカリカリの生地はやみつきになりそう!

ピロシキ専門店でテイクアウトして食べ歩きするのもおすすめです♪

ジャムを詰めたデザート版ピロシキも試したいみたいですね。

3.ビーフストロガノフ

日本でもよく知られる牛肉煮込み料理

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

日本の「ビーフストロガノフ」といえば茶色っぽい色合いだけど、本場のものはクリームシチューのようにクリーミーな色合いが特徴♪

細切りにした牛肉とタマネギをスメタナとトマトソースで煮込みます。
マッシュポテトを添えるのがロシア流。

4.カツレツ(コトレータ)

表面はカリっと、中身はふんわりのロシア風カツレツ

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

ロシア風カツレツ「コトレータ」は、豚ひき肉や鶏のひき肉をハンバーグのようにこねたタネに、パン粉をまんべんなくまぶして揚げた肉料理のこと。

定番の家庭料理として、幅広い人に愛されています。

中でもバターに鶏肉を巻いて揚げた「キエフ風コトレータ」は、ボリュームたっぷりで有名です。

5.シャシリク

豪快!ロシア風バーベキュー

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

串にささった肉を豪快に焼いたロシア風バーベキュー・シャシリク。

そのルーツは中央アジア(ロシアの南に位置する地域)にあるといわれています。

もともとは羊肉を焼いていましたが、牛肉、豚肉、鶏肉、と好みの肉を選べます。

塩・胡椒に一晩漬けこみ味が染みこんだ肉は炭火で焼いてこそですね!

6.カーシャ

穀物たっぷりロシア風のお粥

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

ロシア料理は穀物をたくさん使います。カーシャは穀物をスープや牛乳で煮込んだ、いわばお粥のような存在。

ソバの実、小麦、エンバクなどカーシャにする穀物には地域差がありますが、特にソバの実のカーシャが広く知られているそうです。

きのこやハーブも一緒に煮込んで栄養たっぷり。

7.ペリメニ

もちもちの食感がたまらないロシア風水餃子

(画像提供:写真AC)
(画像提供:写真AC)

小麦粉と卵で作った生地に、ひき肉・野菜を包んでゆでた料理。水餃子のようにもちっとした食感で、ジューシーなひき肉も味わいたっぷり。

ひき肉は、鶏肉や牛肉、ラム肉、豚肉など地方によって異なり、複数を混ぜ合わせたものを使うこともあります。スメタナを乗せて一緒に食べるのが一般的。

8.ヴィネグレット

茹で野菜をお酢で味付けしたサラダ

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

ロシア料理はサラダなど前菜の種類が豊富。ヴィネグレットはビーツを使った色鮮やかなサラダです。

ニンジン、じゃがいも、きゅうり、タマネギを細かくカットしてビーツと合わせお酢で味付け♪

すっきり爽やかな味わいで、食欲をそそります!

9.セリョトカポドゥシューバ

ミルフィーユ仕立てのサラダ

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

「毛皮のコートを着たニシン」という意味の「セリョトカポドゥシューバ」。

ビーツ、にんじん、ゆで卵、ポテトサラダ、ニシンをミルフィーユのように重ねたケーキのようなサラダです。

スメタナやマヨネーズで味付けされている、ロシアのパーティ料理に欠かせない一皿です!

10.ブリヌイ(ロシア風パンケーキ)

食事系もデザート系もおまかせのパンケーキ

(画像提供:PIXTA)
(画像提供:PIXTA)

「ブリヌイ」とは、ロシア風のクレープもしくはパンケーキのこと。小麦粉ベースの生地にイーストを加えバターで薄焼きに♪

スメタナを添えてキャビアを巻いたり、ジャムやアイスクリームをのせたり、食事にもデザートにもなる料理です。

東京でロシア料理が楽しめる店5選!

ロシア料理について学んだところで、実際に食べたくなってきたのでは?

ここからは、美味しいロシア料理を食べられるお店を5店、厳選して紹介します!

ロシア料理レストラン ロゴスキー

1951年創業の老舗。ロシア各地の料理が揃う名店

(画像提供:ロシア料理レストラン ロゴスキー)
(画像提供:ロシア料理レストラン ロゴスキー)

日本のロシア料理店の中でも老舗として知られる「ロゴスキー」。

メニューには王道のロシア料理から、ロシア各地の郷土料理、旧ソ連の料理まで並びます。

ゆったりできるテーブル席は、ロシアや周辺諸国の美しい調度品に囲まれています。

銀座駅から徒歩1分という便利な立地も魅力!

おすすめは「ロゴスキーオリジナルボルシチ-いなか風-」(1210円)。

創業時からあるトマト味のオリジナルレシピで、「大きな肉や野菜でお腹いっぱいに」という思いから、大きめにカットされた具材が見た目からも満足感を誘います。

3種揃った自慢のピロシキとともに召し上がれ。

(画像提供:ロシア料理レストラン ロゴスキー)
(画像提供:ロシア料理レストラン ロゴスキー)
■ロシア料理レストラン ロゴスキー
[住所]東京都中央区銀座5-7-10 EXITMELSA 7F
[営業時間]11時~22時(LO21時)
[定休日]年末年始(12月31日、1月1日)、月ごとの休業日については店舗へお問い合わせを
[アクセス]【電車】東京メトロ銀座駅 A2番出口より徒歩1分
[駐車場]なし
「ロシア料理レストラン ロゴスキー」の詳細はこちら

ゴドノフ東京丸ビル店

東京駅を眺めながら本場モスクワの老舗の味を

(画像提供:ゴドノフ東京丸ビル店)
(画像提供:ゴドノフ東京丸ビル店)

ロシア・モスクワで知らない人はいないという老舗のロシア料理レストラン「ゴドノフ」。

こちらの日本初上陸店となる「ゴドノフ東京」でいただけるのは、モスクワ本店のメニューと同じもの。

東京駅から直結した丸ビル内のお店は、煉瓦造りの東京駅を望めるテーブル席や、ゆったりとくつろげる片側ソファーのテーブル席など、女子会やママ会にもおすすめの空間。

おすすめはモスクワ本店のスペシャリテ「クラシックストロガノフ」(2178円)。

デミグラスのイメージがあるビーフストロガノフですが、ロシアではスメタナで仕上げた煮込み料理のこと。
本場の味わいを満喫できるはず。

(画像提供:ゴドノフ東京丸ビル店)
(画像提供:ゴドノフ東京丸ビル店)
■ゴドノフ東京丸ビル店
[住所]東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 5F
[営業時間]【平日】ランチ11時~15時(LO14時30分)ディナー16時~20時(LO19時)【土・日・祝】ランチ11時~15時(LO14時30分)ディナー16時~20時(LO19時)
[定休日]不定休
[アクセス]【電車】JR東京駅丸の内口より徒歩2分
[駐車場]なし
「ゴドノフ東京丸ビル店」の詳細はこちら

スンガリー新宿東口本店

コースからアラカルトまで豊富なメニューが揃うお店

(画像提供:スンガリー新宿東口本店)
(画像提供:スンガリー新宿東口本店)

店内に一歩足を踏み入れると、どこかほっとする温かい雰囲気。モスクワ近郊の民家をイメージした造りのアットホームなお店です。

料理も定番のものから最新のロシア料理まで幅広く揃う本格派。

おすすめは、現地の味をコースでたっぷりと楽しめる「スンガリーコース」(5280円)。

定番のボルシチやピロシキも含まれているので、特にロシア料理をあまり食べたことがない人に嬉しいラインナップです。

(画像提供:スンガリー新宿東口本店)
(画像提供:スンガリー新宿東口本店)
■スンガリー新宿東口本店
[住所]東京都新宿区歌舞伎町2-45-6 千代田ビルB1
[営業時間]17時~23時(LO22時)
[定休日]なし(年末年始、ビル設備点検日を除く)
[アクセス]【電車】JR・東京メトロ・小田急線・京王線新宿駅B13出口より徒歩6分
[駐車場]なし
「スンガリー新宿東口本店」の詳細はこちら

Cafe RUSSIA

ロシア現地の味を楽しめるおしゃれなお店

(画像提供:Cafe RUSSIA 吉祥寺)
(画像提供:Cafe RUSSIA 吉祥寺)

吉祥寺駅から徒歩3分とアクセス良しの「Cafe RUSSIA」。

ロシア、ウクライナ、ベラルーシ出身のスタッフが現地の味そのままにお届けするのは、ロシアとジョージアのメニューの数々。

シックな赤紫の壁に囲まれたダイニングルームはシャンデリアに照らされ、オープンキッチン越しにスタッフの調理風景も楽しめます。

おすすめはお肉と野菜の2種類が楽しめるピロシキ(各300円)。

本場のピロシキ同様、油で揚げずオーブンで焼かれた逸品で、具材もバラエティ豊かです。

(画像提供:Cafe RUSSIA 吉祥寺)
(画像提供:Cafe RUSSIA 吉祥寺)
■Cafe RUSSIA
[住所]東京都武蔵野市吉祥寺本町1-4-10ナインビルB1
[営業時間]11時30分~23時(LO22時)
[定休日]無休
[アクセス]【電車】JR・京王線吉祥寺駅より徒歩3分
[駐車場]なし
「Cafe RUSSIA」の詳細はこちら

マトリョーシカ 上野店

日本人の味覚に合わせたロシア料理をカジュアルに

(画像提供:マトリョーシカ 上野店)
(画像提供:マトリョーシカ 上野店)

ロシア料理のメニューをメインに、オムライスやハンバーグなどの洋食メニューも展開する「マトリョーシカ」では、日本人の味覚に合わせたカジュアルなロシア料理が自慢。

看板メニューの「つぼ焼き」は、春は桜、初夏は新茶、夏はトマト……といったようにパン生地が変わるのでシーズンごとに試したくなりそう。

おすすめは写真の「ロシアDセット」(平日ランチ:1716円、土日ランチとディナータイム:2123円)。

野菜たっぷりの「ボルシチ」、ベテランシェフが丁寧に作る絶品ソースを使った「つぼ焼き」など、多彩なメニューが揃ったお得なセットです。

(画像提供:マトリョーシカ 上野店)
(画像提供:マトリョーシカ 上野店)
■マトリョーシカ 上野店
[住所]東京都台東区上野6-15-1 上野マルイ9F
[営業時間]11時~22時(LO21時)※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、営業時間・お酒の提供有無に関して変更の可能性あり
[定休日]不定休
[アクセス]【電車】JR上野駅 中央改札口より徒歩2分
[駐車場]あり
「マトリョーシカ 上野店」の詳細はこちら

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トリクルマガジン編集部  トリクルマガジン編集部

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